水、お茶、ジンジャーエール、そして酒

村上信五さんと松本孝弘さんがキラキラして見える。 @keepmugicha

幸せ

If or…Ⅹ千秋楽お疲れ様でした。また、10年間本当にお疲れ様でした。
私は千秋楽は縁がなくて入ることは叶わなかったけれど、今年のイフオアは個人的にとても良いことやありがたいことが重なって、一つの後悔もなく終われたので、とても穏やかな気持ちで千秋楽を迎えられていました。

私が初めて入ったイフオアはⅦでした。
ハマりたてのテンションで見たイフオアで、スパイを演じていた村上くんはとにかく格好良くて、この舞台の時は関ジャニ∞の時の村上くんとは違う感じなんだなあって、ぼんやりとそんなことを考えながら見ていました。
あとこの人演技上手くない?上手いよね?って思ってた。
かなり浮かれた気楽な気持ちでの初イフオアだった気がします。

Ⅶの公演当時、村上くんのグループでの扱いに心を痛めているファンが多かったことは実は私はあまり知りませんでした。
関ジャニズムは初めて自分でチケットを取って入ったツアーだったから、とにかく楽しくて、村上くんを生で見られることを幸せだなあと感じるばかりだった能天気な当時の自分に今は感謝しています。
たしかにあの時期にもうある程度、ジャニーズや関ジャニ∞などんなものなのかを知っていたら、あの当時の村上くんの扱いに、私もものすごく辛い気持ちになっていただろうし、もしかしたら耐えられずに現場からフェードアウトしていたかもしれないし、イフオアにものすごく救いを求めてしまってたりしていたかもしれない。
ハマりたてのテンションって恐ろしいな。

だから、私にとって支えられたのは、村上くんのグループでの立ち位置への不安や本人の言葉へ感じる不安が続いていたⅧの時期でした。
生で見られたDear…、泣いたなあ。かっこよく、艶やかに、優しく、歌って踊る村上くんを目にしながら「私はやっぱりこの人のこういう姿を見たいんだよな」ってずっと思ってた。

Ⅸの頃にはそういう不安も随分薄らいで、ただただ自分がしたいショートコントをさまざま繰り広げる村上くんを笑いながら見られることを幸せだなあって思いつつ、毎年恒例だから、続けてきたからといって、こんなに忙しくて時期的にツアーも重なってるのに舞台をやってくれるなんて奇跡だよなあ。見られることはとても嬉しいけど、身体大丈夫なのかな。休んでほしいなって思ったりすることもあって。
だから2017年のツアーが夏開催と知った時、一番最初に思ったことは「冬ツアーはきっとない。なら、来年のイフオアは忙しいスケジュールの合間にイフオアが入る超過酷スケジュールにならずにすむなあ。良かったなあ」ってことでした。ファン失格かな。
でも、イフオアをしてもらえる喜びと同じくらい、身体大丈夫かな、ツアー終わったあとだからゆっくりしてほしいなって思ってしまう気持ちもあったから、今回はとてもとてもほっとしてイフオアを見られていた気がします。

If or…Ⅹの村上くん、いや村上信右衛門さんには思わず夢皆の衆になるレベルで惚れ込んでしまっていたので、上手い感想を言える自信がありません。
ふとした時に出るアドリブもきちんと瀬戸内弁で、舞台に立っていた時の彼はどのタイミングでもずっときちんと村上水軍一番隊隊長村上信右衛門殿でした。
あの舞台をファンへの置き土産に選んでくれて、本当にありがとう。幸せです。
出るかどうかは分からないけれど、もしⅠ〜をBoxとして出してくれることになるなら、きちんと村上くんに収益が出る金額で売ってください。お金なら出します。あなたがくれる夢や楽しさへお金を払いたい。


イフオアを一旦おやすみすることは寂しくないといえば嘘になるけれど、毎年「忙しいなかでスケジュール詰めてやってくれるんだな。身体に気をつけて」って、イフオアを喜ぶ心の中でほんの少しそう思ってしまっていた自分と少しの間お別れできると思うと、ちょっとだけほっとします。
イフオアなくても忙しそうだけども。
4月から村上くんのお仕事環境も変化があることも寂しいけどでも次のお仕事があるってものすごいことだよなって思います。そんな人を応援できて本当に幸せです。

いつかIf or…が戻ってきたその時は、その機会をめいっぱい楽しめるように、これからもたくさん応援していきます。

 

そして、改めて、映像化はしないと言っていたIf or…の映像化を決めてくれて本当にありがとうございます。

自担からこれほどまで心を傾けてもらえるファンの一人になれて、幸せです。

あなたのファンで本当に良かった。

関ジャニ'sエイターテインメント ジャムに行ってきました

私にとってのジャムツアーは東京が初日でした。それまでとにかくネタバレを避けてまくってようやくの東京。
本当にめちゃくちゃ!めちゃくちゃ楽しかった!!!!
今の自分の記憶と気持ちを残しておきたいのでブログに書き起こしておこうと思います。
ので、めちゃめちゃネタバレします。あと大体ずっと村上くん見てたので、村上くんの話しかしてません。ご了承ください。


東京は3日入りました。1日はいつも関ジャニライブに付き合ってくれる友達と、もう1日は別の友達からチケットが余ったからどうかと声をかけて頂いて一緒に。他1日は一人で。
一人だと、お隣の方がどんな方か当日まで分からないのでかなりどきどきします…。一緒にライブ入ってくれる友達が欲しい…。というかむしろ関ジャニの話を一緒にしてくれる友達がほしい…。切実に…。

 

 

前回のエイターテインメントについてブログを書くのをすっかり忘れていた自分を殴り飛ばしたい気持ちでいっぱいなのですが、私、前回のOP映像があまりにも好きで好きで…。

なので、タイトルにエイタメと付くってことは、今回の映像も前回になぞらえてたりしたらどうしよう…、前回のOP映像からのNOROSHI、RAGEが好きすぎるから、前回は前回のままで完結してほしいんだけどな…!とずっと考えていたりもしたんですが、するっと始まったOP映像に「あ!エイターテインメントって名称はあくまでも関ジャニのコンサートの総称として冠に据えただけだ!今回と前回はきっと全く違うライブだ!」とすぐに理解しました。むしろ、見るまで分からなくて申し訳ない。

 

私はバンド曲の時はペンラもうちわも持たずにこぶしを上げるのが好きなので、ステージ上にバンドセットが組んであるのを見て最初からペンラは席に置いていました。
何から始まるんだろ〜、メトロックのセトリ見てみたらめっちゃ良かったから、仕上がれとかやってくれたらめっちゃ嬉しいけどないかな〜、と軽い気持ちでいたところの一曲目にまさかのハイスピ。
嘘!嘘!まじで!と思っているうちに、さらにまさかの勝手に仕上がれ。
もう!もう!本当にめちゃくちゃ嬉しかった!
元気ツアーのDVDに7人での仕上がれが残らなかったことがとても寂しいと思っていたから、本当に嬉しくて嬉しくてたまらなかった…。


あと、個人的に好きだったのがTraffic。
もともと錦戸さんの作る曲がものすごく好みなんですが、ステージのライティングがさらにその曲に合わせたように好みすぎました。
ガンガンに刺すレーザー。赤いライトに照らされたステージ。縦長に二分割にされ、左右に設置されたメインビジョンに映るメンバー。
この縦長のビジョンが大好きで大好きで。横長のビジョンにアップに映る顔を眺めるのも良いですが、縦長だと顔から楽器まで映してもらえる…。楽器弾いてるメンバーが本当に格好良い…。
しかも、今回、上からキーボードとドラムを撮るカメラが入っていたのも、ものすごく興奮しました。
あれ最高!!!!!
グリッサンドの時に手元を映してくれるのも良いし、S.E.V.E.N転びE.I.G.H.T起きの時のキーボードソロを上から映してくれるのも感謝しかないです…。
キーボードソロを入れてくれたユニコーンさんも、あのカメラワークをしてくれたスタッフさんも、ありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。

 

そんな、本当に死ぬほど楽しくて格好良くてめちゃくちゃ楽しかったバンドパートの最後にNOROSHI。

NOROSHIでした。泣きました。
NOROSHI、死ぬほど好きです…。バンドのNOROSHIの特効、最高です…。かっこよすぎてバンドのNOROSHI、前ツアーから毎回泣いてしまうくらい大好きなんです…。

 

そしてもう一つ。
今年の村上くんの「バカになろうぜ!」、めちゃくちゃに格好良くないですか!?って街行く人皆に聞いて回りたいくらい、今年の「バカになろうぜ」がめちゃくちゃに格好良い!!!!!
もちろん顔もだし、いつものこめかみに添えた右手もだし、あと左手!今回から添えられた左手がめちゃくちゃ格好良い!!!!!
なんとか堪えようとしてたけど、無理でした…。毎回、「バカになろうぜ」で悲鳴あげてしまいました…。かっっっっっっこいい…。

 

1時間ほどもバンドをやりきってくれた関ジャニにすでに汗だくのところに、後半のアイドルパート。

 

JAM LADYで他のメンバーが様々動いて踊りまくっている中、微動だにしない村上くん、正直最高でした。
かっこいいーーーー!!!!って声出ました…。あれ、かえってめっちゃいやらしいじゃん!最高!最高!!!

 

DONAIで、村上くんを笑わせようとするすばるくん可愛かったし、関ジャムぶりに見られたDONAIの振り付け、やっぱりめちゃくちゃ格好良くてセクシーでした。
あれ、絶対にマルチアングルつけてほしい。
DONAIと、あとはSorry Sorry LoveとWASABIとえげつない。できれば各ユニットも…。


Sorry Sorry Loveは私が関ジャニにハマる前のアルバム曲で、ツアーで披露された曲で、でも大好き曲で、だからもう私が生で見られることは無いんだろうなと思っていました。
そしてWASABI。曲がもともとものすごく好みなところに、元気ツアーで着ていた村上くんの衣装がお尻のところにひらひらが付いていて、金魚みたいで綺麗で素敵だなって思っていて、めちゃくちゃ記憶に残っている曲でした。
衣装は違っても、7人でのバージョンを残してくれ(るはず!)てありがとう…。死ぬほど嬉しい…。


Answerは、友達いわく東京の前の会場までは別の衣装で、そちらの方が良かったと友達は言っていたのですが、その素敵な衣装はぜひ福岡で見せてほしい。
でも、東京で着ていた少年隊を思わせる白い衣装も格好良いから選べない。つらい。
十祭の三馬鹿少年隊で「関ジャニって格好良い!!」となった私にとって、上から映した歌い始めの様子があまりにも少年隊な三馬鹿は、どストライクすぎました。
あと、最後のperfumeみたいな決めポーズも胸にぎゅーーーーーっと来ました。格好可愛い!

あと!あと!ナントカナルサがめちゃくちゃ嬉しかった!!!!
村上くんの弾けるような声から始まるこの曲が大好きで、だからこの曲も7人の映像を残してくれることに感謝しかないです。嬉しいよぉ。本当に本当に嬉しい。


そしてアンコール。メンバーが出てきた時の衣装に、そしてイントロに、悲鳴が堪えきれませんでした。
やってくれたらいいなって思ってたけど、ドームだし屋内だし、演出的に野外だった十祭みたいな時じゃないと無理だろうなと思っていた純情恋花火。
まさか聴けるなんて。しかも浴衣姿だなんて。花火まで上がるなんて。
私はありがたくも、村上くんが前髪をあげている日も下ろしている日も見られたんですが、どっちか選べと言われたら舌を噛み切るしかない…!と思い悩むくらい、どっちも最高。
私はどちらかというと罪と夏の時みたいな感じで髪を上げてる村上くんが格好良くて好きです。
いや本当に前髪をあげている村上くんの浴衣姿の格好良さ、何なの…。泣くわ…。なにあれ、似合いすぎでしょ…。
でも前髪を下ろしてる村上くんもめちゃくちゃ良かった。最近、村上くんは重めの前髪が多いけど、私が入った日の純情恋花火の村上くんは前髪が少し薄めになっていて(汗や、髪のセットの具合?)前髪が幾筋かに分かれて、うっすら眉毛が見えている様子がめちゃくちゃ格好良かった。
私、村上くんの眉毛大好きなんだなって、その時に思い知りました。本当に格好良かった…。

 

 

 

いや〜、今年のライブ楽しいです。めちゃくちゃ楽しい。最高。
だって、今回は自担が演出上の都合で死なないんですよ。

死なないんです!!!!!!

やったーー!!!!!死なない!!!!!!
前回のエイタメもめちゃくちゃ楽しかった。大好き。自分にスーツを送った男の骨壺を、そのスーツを着ながら抱く自担なんて、とんっっっっでもないものを見せてくれた最っっっっ高のツアーだったけど、でも村上くん、演出上の都合で死ぬからさ!!!
正直、あの時だけは、どんな顔していいのかわからなかったよね!!!!!
前回のライブの終演後、リサイタルも一緒に入ってくれた友達に「知っているか、自担は一年に二度死ぬ」って言ったら「普通は死なないよ…」って優しく慰められたよね!!!!!!
でも今回は!!!死にません!!!!!ただただ可愛くて格好良い姿を見ていられる!!!!!!
なんて幸せなんだろう…ありがとう…本当にありがとう…。
一体何に感謝すれば良いのか分からないけど、本当にありがとうございます…。

 


福岡も10年ぶりに遠征します。1人で。
「そんなにハマってんの!?」って周りには驚かれたし自分でも驚いたけど、でも今はめちゃくちゃ楽しみです。
どうか最後まで格好良くて可愛くて最高の村上くんと関ジャニメンバーが見られますように!

1月18日〜夏の予定

元気が出るLive!!オーラスの後からぱったりと書いていなかったことに今更気付いて、久々にはてなを開いてます。
ブログを書かないでいた6ヶ月弱ですが、相変わらず元気に村上担してました。
イフオアにキャーキャーわいわいして、レコメンの丸ちゃん卒業に整理がつかないまま村上くんのナンデス!卒業に泣きました。
泣いたよ〜〜〜!!!あんなに愛してもらってたんだもん、卒業見守るのそりゃ辛かったよ〜〜〜!!!!!
でも、それでも今日も元気に村上くんも関ジャニメンバーもそれぞれにお仕事頑張ってくれてるんだと思えば、次のお仕事を楽しみに元気におたく続けますね!って気持ちで、気づいたらあっという間に初夏ですよ。時が過ぎるのって本当に早いですね。

それで、ブログを書かないでいた6ヶ月弱の話。
まずはイフオアですが、一般先行はB'zの方の友達にも恥を忍んで「あの……本当に申し訳ないお願いで恐縮なんだけど……か、関ジャニ関係でちょっとお手伝いしてほしいことがあって……」「あ、いや、関ジャニ全員というか村上くんのソロの舞台の先行があるからそれに応募してもらいたいんだけど……」ってお願いをして、「えっ、ソロの舞台とかあんの?ていうかソロの舞台に行くくらいまじでハマってんの?」って言われつつ「うん、その、結構まじだし、行けなかったら死ぬほど後悔しそうだから協力お願いします……」って頼んで何人かと応募したんですが、そりゃもう見事に全滅しました。
で、一般発売日に、心臓ばっくばくさせながら、生まれて初めて朝10時セブンイレブンのコピー機でチケット取りに参加しまして。
10時になるのをスマホの時計の秒針で確認した瞬間に画面をタッチして、でもどうやらそこの機械は秒単位で時間を合わせていなかったらしく、「時間外です」って表示が出てしまい、慌てて戻るボタンを押して再度イフオア購入画面を叩いたら、その、買えました。チケット。
希望してた日のS席を。2階席の一番下手寄りの端っこだったけど。でも、買えたんですよ。一般発売で。自分の手で。
震える手で、その場でお金払って発券しました。いやあ、興奮すると手って本当に震えるんですね。びっくりしました。
家に帰ってきてからチケットをあらためて確認してみても、手の中にあるのはやっぱりイフオアのチケットなわけです。吐きそうになりながら、一般先行に協力してくれた友人達に連絡しました。
皆「おめでとう〜!」って言ってくれたことが嬉しくて嬉しくて……ああー良かったイフオア行けるよ〜〜って、部屋で一人でへらへらしながら声に出してました。思い出してみたらあの時の私やばいな。
とにかくなんとか自力でもぎ取ったチケットでイフオアに行けました。
ホテルのシーンの村上くんの背中が綺麗で綺麗で……同じ日に入っていた友達と、終わった後に「あのTシャツ越しの背中が!」ってキャーキャーしたことが昨日のことのように思い出されます。
そんな、「自担の舞台」「自担のソロ」がどれだけおたくにとって重要なのかを分かっている立場でありながら、のお話です。


田口くんの退所が発表された少し後、すばるくんのソロの申し込みがありました。
以前ブログに綴った田口担ですが、関ジャニではすばるくんを一番応援しています。好きなアーティストはすばるくんでファンクラブに登録していました。
だから、できることならすばるくんのソロがあれば行きたい、と言っていたのですが、まさかのまさかが起こったため、気軽に「すばるくんソロどうする?」とは聞けずにいました。
ただ、そうこうしている間にも申し込み期間は過ぎてしまう。
後で聞かずに後悔するよりは!と、田口担に聞いてみました。
「すばるくんソロ、どうする?」と。
自坦の退所というボロボロ状態の友達からの答えは、「こんな状態の私が申し込んでもいいなら行きたいな」でした。
そして結果として、とてもありがたいことに、すばるくんソロに参加することができました。
その頃、田口坦の友達は「まあいつかはおたくも卒業しなきゃって思ってたけど、まさかこんな形で田口坦やめることになるとは思ってなかったよね〜あはは」と良く笑って言っていて、私はそれには何と答えて良いのか分からないままでした。
そしてライブ当日。思っていたよりもずっと見やすい席で、私達はすばるくんの歌を聴きました。
身体が震えるくらいの、吐き出すようなすばるくんの歌声を肉眼で見つめた時間でした。
途中から、隣の席の友達がしきりにうつむいているように見えました。そっと様子を伺うと、ボロボロ泣いてました。
本人曰く、wordsからライブが終わるまでずっと泣き通しだったとのこと。
ライブが終わった後の打ち上げで、友達に泣いていたことを訊ねていいのかどうか迷っている私に、友達はさらりと「ライブ、ほぼずっと泣いてたよ〜。泣き疲れた〜」と真っ赤な目で笑って言いました。
「なんかもうほぼ全部失恋ソングなんだもんな〜」とぐすぐすしながら笑ったあと、彼女は「ああ、私、失恋したんだなーってやっと分かったよね」と、ぽつり。
「田口くんのこと、全然平気だし仕方ないことだよねって思い込もうとしてたけど、でも全然割り切れてなかった。まだ全然ダメだった。失恋したんだなぁ、私」
「ただただ真っ直ぐ歌ってるすばるくんの歌聴いてたら、素直に泣いてもいい、悲しいって思ってもいいって言われてるような気がしてさ〜。そしたらもう無理だったよーああもう泣けたな〜」と言いながら、友達は「せっかくすばるくんのライブの打ち上げなのにごめんね」と繰り返して泣いていて。
私も「何言ってんの、泣けばいいじゃん。もう今日は今まで我慢した分全部泣こうよ〜」と、一緒に泣きました。すばるくんの歌を聴くたび、あの日のことを思い出します。
なんなんだ、渋谷すばるって本当に。すごいな。本当にすごいよすばるくん。


そして、発表されましたね。丸ちゃんのマクベス
発表された時、あまりの驚きにメルマガを二度見しました。
だって丸ちゃんが!マクベスを!!!シェイクスピアの悲劇を!!!やるの!!??って。
どうしても見たい。見てみたい。そう思ってしまったわけです。
でもやっぱり丸ちゃん担はそれ以上に見たいと思ってるはず。それだって分かってる。
分かってるけど、でも、演劇好きだと公言しているやっぱり村上担の友人に連絡をしました。どうする?と。
シェイクスピアの悲劇を演じる丸ちゃんを生で見られるのなら、一回でいいから見てみたい。
とても申し訳ない気持ちで、でも、やっぱり見たい気持ちが抑えられませんでした。
ただ、友人の住まいは関東ではなく、私も北関東在住。お互いに簡単に行ける場所ではない都内。
その友人と、都内で以前から会う予定を実は立てていたのですが、その日がマクベスの公演とかぶっていました。
友人とどうしよう、でも、と話をして、でもやっぱり見たい気持ちはどうしても抑えられない。
「二人で会うその日の1公演だけ申し込んでみよう」と決め、友人と、1公演2枚だけ申し込みました。
結果はご想像通りです。もちろん落選でした。そりゃそうだ。そんな簡単にチケットが取れるわけがない。
そう甘くないよね〜〜〜!!!!と言い合って傷を舐め合うも「でもやっぱり見たい。一般があればもう一回だけ申し込んでみようか」という結論に。それがダメなら潔く諦めよう、と。
いざ一般先行が行われると聞き、その友人とお互いに1公演2枚だけ申し込みました。
当落の日、友人から早々に「ぴあもローチケもイープラもダメだった」と連絡がありました。
私もその時点でぴあとローチケの落選を確認していました。やっぱり甘くないよな〜〜〜!!!と、ほぼ諦めの境地でイープラの確認電話へ電話したわけです。
そしたら、聞いたことのない「当選 です」のアナウンスが。
3回聞き直しました。でもやっぱり「当選」。
B席2枚、希望の日で当選していました。
チケットを発券した時はやっぱり手が震えました。足元もふわふわしてたし、今もチケットを確認するたびに信じられない気持ちでいっぱいです。
とりあえず、予習にとマクベスの戯曲を購入したのでしっかり読んで当日に挑みたいと思います。

また、リサイタルも本当にありがたいことに当選していました。
夏の予定がもろもろ決まったので、8月だけじゃなく、7月も9月のすべて関ジャニにあげる夏になりそうです。


さーて!夏が来るぞーーーー!!!!

1月17日 元気が出るLive!!オーラス公演の話

まずは、今回のツアー全体の話を。
今回のツアーは本当に素晴らしかった。
私が見たいと思っていた関ジャニ∞がそこにはいた。
去年の話を引き合いに出してしまって申し訳ないが、関ジャニズムは正直、村上担には多少なりとも手放しに満足したとは言えない状況もあって、だから今回のツアーも、自分で目にするまではとても不安だった。
だけど、そんな不安を丸ごと全部吹き飛ばすくらいに今回のツアーは本当に、本当に素晴らしかった。
楽曲はもちろん、トークのタイミング、キャンジャニちゃん、渇いた花、そしてなんといってもインストからの勝手に仕上がれ。
いつか、インスト曲を弾く関ジャニ∞を見たい、関ジャニ∞ジャムセッションをしてほしいと私は関ジャニ∞にはまってから常々友人には話してきた。しかし、その夢が叶うのはきっともっと後の話だとも思っていた。
正確に言えばHigh Spiritsはジャムセッションではないけれど、とにかくインスト曲のHigh Spiritsからの勝手に仕上がれの流れは、何度聞いても鳥肌が立った。
そして、各地方公演の最終日にダブルアンコールを行わなかった、ということも私としてはとても好感を抱いている。
このセットリストでこのライブはきちんと完結している、と、本人達が自信を持って提示してくれているんだ、と思えたからだ。
その公演を、私も最高に楽しい幸せな公演だと思えることがとにかく嬉しかったし、何より、入った日によって聴ける曲が増えたり減ったりすることに多少なりとも疑問を持っていたということもある。
とにかく、元気が出るLive!!は最高のライブツアーだった。


ということをまずは念頭に置いて、最終日の話をしたい。
あくまでも私個人の意見なので、きっと「そうじゃない!」って思う方もたくさんいらっしゃると思う。
その時はそっとブラウザを閉じて頂けるとありがたい。

関ジャニ∞の大阪公演に入るのは、私にとって、今回が生まれて初めてのことだった。
ちなみに、幸運にもオーラス公演の他に16日にも参加できる予定だった。
16日の公演内容も相変わらず最高に楽しくて皆最高にかっこよくていつも通りの元気が出るLive!!で、明日でライブが終わってほしくないね、寂しいね、と友達とずっと話していた。
17日も、だから相変わらず最高のライブに参加できるんだと信じて疑わなかった。

当日、私は他の村上担の方たちに誘ってもらって、直前まで4人程で集まってお茶をしていた。
お互いに今年のツアーが本当に楽しい、幸せな時間だという話で盛り上がり、会場に着いたのは開演の10分ほど前だった。
バタバタとライブ開始までの用意をしていたため、いつもなら直前に放送される注意事項の映像が流れなかったことに気がついたのは、ステージ上に数人の黒いパーカーらしい服を着た人影が見えた時だった。メンバーだということはすぐ分かった。そして、つまりこれは絶対に良くない何かがあったのだと、本能的に察した。

思い出したのは、KAT-TUNだった。
2013-2014のカウコンが始まる前、メンバー4人がステージ上に現れて謝罪をしたあの光景と、そして、ベスアでKAT-TUNが着ていた赤いコートだった。
けれど、あの時と違うのはメンバーの着ている服が見慣れた衣装ではないこと、そして、人数だった。
何回見ても6人だった。
誰がいない?と思ったが、すぐに分かった。
金髪がいない。
大倉さんだ!!!!!

体が震えた。
様々な想像が一瞬で脳裏を駆け巡った。
昨日まで大倉さんはライブをしていた。生放送のラジオだって。
でもこの場にはいない?
生死に関わるような何かが?
もしくは……。

口を開いたのは村上くんだった。
「ご覧のとおり、大倉がいません」と言った。体の震えが止まらなかった。息を吸って吐くことすら苦しかった。
村上くんは、しかし、しっかりとした口調で続けた。
大倉さんが急性腸閉塞を発症したこと。本人は今日出たいと言っていたこと。しかし、ドクターストップがかかったこと。
私はこの時点では、それなら振替公演になるのだな、と思った。それも仕方のないことだとも。
ドクターストップ、というだけで、実際がどの程度の病状なのかは分からなかったから、今日のライブは中止でも仕方がない。大倉さんが復帰できたらまたあのステージを、と思った。
その後、6人は、今日6人でライブをしたいと思っていること、しかしそれはエイターに聞かないと決められないと、話した。これはすばるくんが話したんだったんだろうか。正直、心臓が爆発するかと思うほど鼓動を打っていて、頭がぐらぐらと揺れていたため、しっかりと覚えていない。
とにかく、ライブを6人がしたいことを告げられて、私はようやく、今大倉さんは病院にいるし、今すぐ6人もかけつけなければならないほどの命にかかわる病状ではないのだと、ようやくそれだけは理解できた気がした。
それなら、6人がしたいと思うのなら、ライブをして欲しいと、そうしてやっとそれを考えることができた。だって、大倉さんの気持ちをきっと今この世界中で誰より理解しているのは6人のはずだ、と。
正直、大倉さんがいないライブを、彼らがどういう形で公演するのかは、とても怖かった。
怖かったけれど、だって一番怖いのはメンバーのはずだと思ったら、ライブをやりたいと言った6人に私はひたすら拍手することしかできなかった。

ライブをする、という結論に達した後、6人が様々口を開いた。
いつもの関ジャニ∞のMCとは違う静かな言葉だった。
大倉さんと、そして病状がわからずに混乱するファンをなんとか安心させようとするような、大倉の穴を俺たちで埋める、といった、そんな話しだったように思う。
メンバーの声は強張って聞こえた。
どうしても、6人でライブをすることが不安で、そして何より、大倉さんのファンのことを気遣ってのことだったのだと思う。

6人が衣装に着替えてくると言い、舞台裏にはけた瞬間、「良かったぁ……」と声が出てしまった。
良くない。大倉さんの急病を考えれば決して良くはないのだけれど、本当に最悪の事態を考えていた。
まさか生死に関わるような?もしかしてこの世にいない?
それとも急遽、グループから抜けてしまった?
もう7人の関ジャニ∞は見られないの?
そんなことをずっと考えながら6人の挨拶を見て聞いていたから、大倉さんは無事なこと、グループは変わらず7人だということが分かった途端、緊張が一気に切れてしまった。
そうしたら、もう涙が止まらなかった。
「怖かった」「誰もいなくならなくて良かった」と繰り返して泣きじゃくってしまった私の肩を、隣の席の知り合いが黙って抱いてくれた。泣き止むまでずっと、抱いた肩をぽんぽんと優しく叩いてくれていた。
「田口くんみたいに、大倉くんもいなくなっちゃったらどうしようかと思った」とうわ言みたいに繰り返す私の頭に自分の頭をくっつけて、ぎゅうっと肩を抱いてくれていた。
私がKAT-TUNで一番好きな人は田口くんだった。そして、田口担の友達がその件で疲弊した姿も目の当たりにしていた。だから、私が田口くんのベスアの時に、担当でなくともとてもとても辛かったということを、その人には少しだけ、前に話していたことがあった。
知り合いは、きっとその話を思い出したのだと思う。
肩を抱いてもらって、ようやく涙を止められた頃、ライブは始まった。
いつもの、会場までの道の映像にはやっぱり大倉さんもいて、胸が絞られるように苦しくなった。
そして、メンバーが裏で円陣を組む映像が映った。
カメラが、村上くんに呼ばれて大倉さんの立ち位置に入る。
大倉さんがいないライブが、そうして始まった。

ライブでの様子は、様々レポが上がっているので、そちらで見て頂ければと思うが、ライブでは皆が大倉さんのうちわを持ったり、歌詞の一部を大倉さんに向けての歌詞に変えて歌ったり、他のメンバーが大倉さんのパートを担っていた。
バンドパートは、TAKOYAKIオールスターズの方のドラムが小さい音で聞こえていた。
丸ちゃんのベースは調子が悪いようだった。本人も最初たくさん間違えた、と言っていたけれど、しかし、最初の一曲目、ドラムがいない中、唯一のリズム隊として必死にリズムを刻む丸ちゃんは本当に本当に、格好良かった。

キャンジャニちゃんの時も倉子ちゃんのあのゲスい自己紹介もなく、丸子ちゃんへの冷めたツッコミもなく、村子ちゃんの好きな人に手を出しては冷たく村子ちゃんを突き放す倉子ちゃんがいないことは、あまりに大きかった。
倉子ちゃんのパートを担った安子ちゃんがとにかく一生懸命で、でもその姿が優しいキャラクターの安子ちゃんにはあまりに滑稽で愛らしかった。
大倉さんはいないけれど、大倉さんは確かにいる、そんなライブが進んでいく。
それでも、まだどこか胸の内に不安のようなものはあった。何かは分からなかったけれど、確かに何かがはさまっていた。

MCの時間までそれは続いていた。
MCはやはり、大倉がいないけれど、関ジャニ∞です、といった話から始まった。
その後、村上くんが大倉さんのうちわを見て、おかしそうに笑った。
全部大倉さんに絡めるメンバーを、いつもの顔で、村上くんがおかしそうに笑っている。
そして、「重症ではない」「最初はガスピタンを飲んでどうにかしようとした」といった話を村上くんがした。
そうして私の胸の内はようやく楽になった。
ああ、村上くんは少なからず大倉さんと話しをしてるんだ、どういう状況だったのか目で見て把握してるんだ、と、そんな風に思えた。
最悪の状況ではないんだ、と。

その後、村上くんは所々で座り込んだりしている様子が見られた。けれど、それを隠さない様子を見るにつけ、本当に大倉さんの病状は最悪のそれではないんだろうな、と思った。
短いファン期間でこんなことを言うのはどうかとも思うが、おそらく立場上、スタッフや大倉さんとのやりとりを行ったのは横山さんや村上くんなのだろうな、という想像はついていた。
だからおそらく、村上くんはライブが始まるまで、様々な調整に駆けずり回って、気持ちを割いたんだろうな、と。
もし、大倉さんが私達が想像するよりももっと大変な状況なら、その顔すら村上くんは見せないんじゃないだろうか。もっと奥底に抱え込んで出さないんじゃないのか。
ファンを不安にさせないために笑って元気な様子を見せてくれていたというのももちろんあるだろうけれど、それでも、少なくともあの笑顔に隠す意図はなく、嘘もないように私には見えた。確かに大倉さんが急遽欠席となったことへの動揺はあっただろうけれど、決して笑顔で自分の不安を隠しているのではないのではないか。
そう思ったら、ああ今こうして笑って頑張ってライブをしている村上くんを信じようと、そう思えた。
「大倉ファンは、今日まで一年頑張って大倉に会いに来たのになぁ!会いにいったのにおらんかったやないかってラジオに送ったれ!」 と、大倉さんファンへ言ったことに、優しい人だなぁ、と思ったら、とても安心した。安心できた。

メンバーも本当に心細かったし辛かったのだということは、最後のすばるくんの挨拶での、彼の涙で十分理解できた。
だから村上くんだって辛くなかったわけではもちろんないのだろうし、とても大変な立場にいる人なんだということも分かっているし、何より彼は、多分本人やメンバーが言うほどポジティブで心が強いわけではなくて、今までのインタビューや、ライブで村上くんが良く言う「辛いこと、苦しいこと、腹立つこと」という言葉を聞く限り、どうにもならないことや辛いこと苦しいことをたくさん腹に納めて溜め込んで、それに素知らぬ顔をして生きている人なんじゃないのかなぁとも思っているのだけど、とにかく、17日のライブでは彼の笑顔といつも通りの振る舞いにとても心を救われた。
自担てこういうことなのか、と、実感してしまった。




こんなライブに参加してしまったら、もうここから私はきっと抜け出せないんだろうな、と、ライブが終わった後ぼんやりと考えた。
まずは大倉さんがいつも通りに顔中くしゃくしゃにする笑顔と笑い声を見たい。最高に色気のある、あのドラムを聴きたい。
いつもみたいにくだらない話をして楽しそうに笑いあう7人をこの目にしたいと心底思っている。
ので、きっと誰より一番気を揉んでいるだろう大倉さん、今はゆっくり養生して元気になってください。
あなたのいない、6人ががむしゃらに頑張っていたライブはいつもとは違う形で私達を楽しませてくれて、でも、ぽっかり穴が空いたみたいに、本当にとても淋しかったです。
そして、大倉さんファンの方達が早く、元気な大倉さんを目にして、安心した幸せな気持ちになれますように。

友達の話

1日がやっと終わった。外は雨が降っている。こんなに激しく降るのは久しぶりだなあなんて思いながら、スマホをいじっている。
何から書けばいいのかわからないけれど、黙ってもやもやしているのが辛いから、つらつらと書くことを許してほしい。

11月24日。
ベスアのDead or Aliveを見終わったあと、震える手で友達へ電話をかけた。
電話は3コール鳴ったと思う。
「はい」といういつも通りの友達の声が聞こえた。本当に全くもっていつも通りだった。
その声がとてもとても怖くて、私は思わず「大丈夫?」と尋ねた。
「ねえ、田口くんが」
そこまでしか言えなかった。
多分、電話に出た時の友達の声より、それを口にした私の声の方が震えていた。
電話の向こうの友達は、「あー、うん」と答えた。
「なんか、今まで信じたくなくてへらへらしながらテレビ見てたけど、麦茶の声聞いたら……だめだあ」
最後はもう涙で言葉になってなくて、その声を聞いて、私もやっと、あの田口くんの言葉が現実だったことを知った。
とりあえず一人でいたくなかった。友達にも一人でいてほしくなかった。
「とりあえず今から家行くね?いい?待っててね?」ってそんなことを電話の向こうに何度も問いかけた。
返事は涙まみれでよく聞こえなかったけど、電話を切って車に飛び乗った。
50分近くかかる距離、車を飛ばして友達の家へ向かった。

友達の部屋に着くと、彼女はいつも通りの冷静な顔で私を出迎えてくれた。
あの涙声は微塵も感じられない顔だった。
「どうぞー」と部屋にあげてくれた彼女は、私にお茶を出してくれた。
テレビはつきっぱなしで、ベストアーティストが流れていた。
「田口くんが」
お茶を出して、ようやく腰を下ろした友達に、それしか言えなかった。
友達は「うん」と言った。
「いや、なんかもうびっくりして」と言った後、「現実感ないよね」と笑った。そんな風に笑う友達を私は初めて見た。
最初に泣いたのは私だった。
彼女のその表情にとても悲しくなって、友達を抱きしめて泣いた。
友達は最初は何も言わなかったけれど、そのうち、私の肩に顔を埋めるようにして声を上げて泣きはじめた。「どうして」「なんで」って声が聞こえたけれど、涙でぐちゃぐちゃでお互いに何と言っているのかも、もう分からなかった。

たくさん泣いて、抱きしめあって、ようやく涙が渇くと、二人して何を言うでもなく、テレビに流れ続けていたベストアーティストを見た。
「ほら、関ジャニ出てるよ」
友達がポツリと言った。
「ヒナちゃん頑張ってるよ」
画面を見ていたはずなのに、私は関ジャニが出てきたことにも、村上くんが出演していることにも全く気付いていなかった。歌も頭に入らなかったし、何を歌ったのかすら、正直覚えていない。
後で、別の同担友達に侍唄を歌っていたと教えてもらったけれど、本当に記憶がない。
ただ、関ジャニを見ながら、友達が「麦茶は、ヒナちゃんのことこれからもいっぱい応援してあげてね」と言ったことだけは鮮明に覚えている。
「たった2年だったけど、田口くんをめいっぱい応援できて楽しかったなあ」
「さみしいなあ」
「もっと早く、田口くんが好きだって言っておけばよかった。もっと早く応援してたらこんなことにならなかったのかなぁ」
涙声でそう言った、田口担の友達の声が忘れられない。





明日、私が好きなイタリアンのお店でランチをしよう!と田口担を誘った。
ランチの後は、紅葉を見に行って、温泉に入るんだ。
私に何をしてあげられると思わない。きっと気休めにしかならないけど、明日はいっぱい遊ぶんだ。
あーーーーーーでも本当に田口くんのばか!!!!
友達泣いてるよ!!!!あんな元気ない友達、はじめて見るよ!!!
今からでもウソウソカワウソーって言ってよ!!!!!!
私だって4人のKAT-TUNが好きなんだよ!!!!
友達がキラキラした目でする田口くんの話が大好きなんだよ!!!!!!



私ばっかり、好きな人を変わらず追いかけて、応援して、楽しい気持ちでジャニーズを応援していていいのかな、なんて考えてしまうのがとてもつらい。
田口くん、お願いやめないで。
なんてことばっかり考えてしまう。
他担なのに。自分が一番に応援しているグループでもないのに。とてもエゴな理由でそんなことを考えてしまうのだっていけないことかもしれないけど、でもやっぱりやめないでって、それしか考えられないんだよ、田口くん。
私だって、アイドルの田口くんをまだまだ見ていたい。友達の悲しそうな顔を見たくない。
とりあえず明日は田口担とたくさん遊んで話して、明後日にはハガキを書こうと思う。
田口くんやめないで。
それしかきっと書けないけど。

これが担降りってやつなんだろうか、いや、違うはずだ。

ずいぶん前の話になってしまって恐縮だが、関ジャニ∞さんドリームフェスティバル2015の出演決定おめでとうございます。
もちろん私もリアルタイムで関ジャムを鑑賞して、その報をテレビで見て知った。
最初にその報を知った時に真っ先に脳裏をよぎった気持ちは絶望だった。
ご存知の方もいるかもしれないが、今年のドリフェスの初日にB’zが出演することがずいぶん前に公表されていた。
もちろんB’z公式からもその旨のアナウンスがあり、私は、第一次先行の時点でチケットの申込みを行っていた。
が、まあとにかく私の当落運は悪いことで(私の中で)有名だった。
B’zが出演するのは1日目のみだが、2日目はほとんどのアーティストが好き(特に槇原敬之は一人でライブへ足を運ぶほど好きだ)だということもあったし、3日目も好きなアーティストも多いし一度見てみたいと思っていたアーティストも出るということで、せっかくだからと1次抽選から3日とも申し込んでいたのだが、1次も2次も、いずれの選考もどの日程でもチケットが当たっていなかった。
その、2次先行までもれなく抽選に応募しているのにチケットが取れないイベントに、B’zだけでなく関ジャニまで出演するという。
私は震える手で三次抽選の申し込みを行った。
どうせ取れない。分かってる分かってる。でも、もしかしたら奇跡が起こるかもしれないし!
B’z関連の友達も初日だけではなく三日目にも抽選申し込みをしてくれると申し出てくれたため、ありがたくその申し出を受けた。
と同時に、Twitterにもその旨をぽつりとつぶやいた。
1次選考からずっと申し込んでいるがどの日程も当たっていない絶望も少しだけ付け加えて。

そして当落結果発表当日、案の定私は外れた。協力してくれた友達からも、初日と3日目ともに外れたとの連絡があった。
ほらねー!やっぱりねー!!!当たらなかったよねー!!!!
だってB’zだし、関ジャニだし。ドーム埋められるような人たちが出るんだもん、そりゃそうだよねー!
そう考えたら、少しずつ気分が楽になった。そりゃ当たらない。当たり前だ。
だがしかし落選は落選なので、やっぱりしょんぼりはしながら、Twitterへ落選の報を書き込んだ。申し込むとつぶやいたし、それなら一応、結果は報告しといた方がいいかな、と思ったからだ。
さて、当日はB'zと関ジャニはそれぞれどんなセトリでやるんだろう。関ジャニはバンドかなあ。B'zは有頂天はまあやるだろうけど、他はレア曲とかやられたら生で聴けないのは悔しいなあ。そんなことを考えながら、帰宅していた途中だった。LINEが入ってきた。
相手は、最近仲良くなった同担の方だった。
Twitterでの絡みが主なその方からLINEが来ることは珍しい。
あれ?どうしたんだろう?と思って開いた画面には「23日のドリフェス、チケットが取れたのでご一緒にどうですか?」と書かれていた。
ぶわあああっと血が全身にめぐった気がした。嬉しくて、画面を二度見した。
私は基本的に関ジャニの現場には一人で行く。関東付近なら友達が付き合ってくれるが、遠征となるとそうはいかない。なので、関ジャニに限っては相方のような相手がいない。
そしてその同担の方も似たような状況だったらしい。
他にも仲が良い方はいるようだが、その人達は皆相方が既に決まっている様子だった。今回は譲れるチケットが一枚しか無い。それなら同担で相方がいないらしい○○(私)はどうだろう、と思って声をかけてくれたらしい。
また、私がドリフェスのチケットに1次抽選から落ちまくっているという書き込みが哀れにも映ったようだった。
私はその申し出に即「よろしくお願いします」と返した。
B'zの出演する日のチケットはもちろん喉が手が出るほど欲しかったが、関ジャニが出演する日だって喉が手が出るほど欲しかった。どうしても見に行きたかった。だって村上くんが出るんだよ? ものすごく見に行きたい。
誘ってもらえたことが本当に本当に嬉しくて、その日は、お礼を告げる私と、それに「楽しみましょうね!」と返してくれるその方との会話でほとんど終わった。

さて、次の日。
B'z関連の知り合いから連絡をいただいた。
その連絡に、私は昨日に引き続き度肝を抜かれた。
そこには「ドリフェスの初日が2枚余ってるけど行く?」と書かれていた。
まじかよ~~~~~!!!!皆チケット運良すぎだろ~~~~~!!!!!と、ありがたい申し出を前に、私はしばし自分のチケット運の無さに打ちひしがれた。
そして、返事をしようとして………迷った。
そう、迷ったのだ。
もし、今までの私だったら即「お願いします!」と申し出るところだっただろう。
しかし、昨日関ジャニ出演日に参加できることが決まった。B'z出演日も、私は東京まで遠征して来れられるのか?と。
私は北関東在住だ。普通電車で昔なら2時間、今は1時間半ほど、新幹線を使えば一時間で都内まで出て来られる立地ではある。
しかし、ドリフェスでB'zと関ジャニが出演する日程は土曜日と月曜日。日曜日を挟んでいる。
もしこれが連日だったら間違いなく二つ返事でB'zの出演日にも参加するところだった。しかし、日曜日を挟んでしまうとなると話は簡単にはいかない。
この後、関ジャニはツアーを控えている。そちらでも遠征する予定の私にとって、11月は出費をなるべく抑えておきたい。
しかも関ジャニ以外にも11月12月はそれなりにお金のかかる予定もある。だって私は二次も三次も好きなオタクだから…。
つまり、私はドリフェスに参加するとなるとどちらか一日しか参加することができない状況だった。
B'zも関ジャニも大好きだ。大好きだけど。でも。
とてもとても迷った。
B'zは来年の予定が稲葉さんのソロツアーのみが決定している状況だった。松本さんはリリース予定が一つも決まっていないし、B'zに至っても松本さん同様だ。
しかし関ジャニはこの後ツアーがある。チケットもありがたいことに当選した。
B'zはいつ次のライブに参加できるのかが分からない。しかし、関ジャニには確実にライブに参加できるのだ。
沢山考えた。とても迷った。
そして、結果的に私は初日のチケットはお断りした。
関ジャニが出演する日を選んだのだ。
「だって、先に誘ってもらったのは関ジャニだったから」と、そう言い聞かせた。
私は正直、友達が多いタイプでは無いので(関ジャニに相方がいないという時点で気付いている方もいらっしゃったでしょう。お気付きの通りです!)こんな風に声をかけてもらうことはあまりないので、本当に驚いたし、どちらの申し出も涙が出るくらい、いや、本当に涙が出てしまったくらい嬉しかった。
だから、お誘いを断ることもことさらこたえた。
とにかく、そうして、私は今回B'zではなくて関ジャニを取った。
応援している人に置き換えれば、松本さんでは無くて村上くんを取った。
結果的にはそういうことになった。
そして、思った。
ああ、私は今天秤にかけたら松本さんじゃなくて村上くんを取るんだなあ。と。

去年、私は同じ質問を友人からされたことがある。
「もしもB'zと関ジャニのライブの日程がかぶってたら、どっちにいく?」
その時の私は迷った末に「B'z」と答えた。
関ジャニはテレビにもたくさん出てくれる。CDやDVDも最近は定期的に出してくれている印象だ。何より、それらに特典映像がたくさんついていて、とにかく目にする機会が多い。
かたやB'zはとにかく露出が少ない。三ヶ月に一度の会報でしか状況を知ることができないことも多い。彼らを目にできるのはライブだけだと言っても過言ではない。
だから、同時にライブがあるなら見ることができる機会の少ないB'zだと、そう思っていた。
そう思っていたはずだったのに、今の私が出した答えは違っていた。
様々他の理由もあって決めたところはある。先に声をかけてもらって、行くと言ってしまったのに今さら断ることは…と思った。しかし、それでも断ることだって、不可能ではないのだ。
それでも、じゃあ、どっちが見たいの?今どっちのライブに行きたいの?と考えたら、関ジャニに行きたい、と思ってしまったのだ。
「そろそろ松本さんのソロかB'zのリリースでもライブでも決まらないと、完全にそっち行っちゃうんじゃない?」と、先日、B'z関連の友達にからかわれたことを、そうして、ふと思い出した。
B'zのライブがあるのに、私は関ジャニを選んだよ、とは、どうしても彼女には伝えられないままだ。
皆さんが言う担降りとはまた少し違うのだとは思う。
思うのだけれど、それでも、私にとってはとても衝撃的なことだった。
村上くんが担当だと思った時にも思ったことだった。
松本さんが一番だと思っていたし、揺るがないと思っていた。
まずは松本さんがいて、村上くんだと思っていた。
もしくは、私は好きに順位を付けないタイプなんじゃないかなんて、確証も無く、しかしそう思っていた。好きなものができたら全部一番でいられるんじゃないかなんて思っていた。

しかし、違ったのだ。私の好きには順番があったらしい。
でも、だって15年以上もの間好きでいたのだ。しかも、グラミー賞なんてものまで取った人だ。とにかく彼の作る音や情報を残らずかき集めて、私の中でずっと一番だった人だ。
だから、これはある意味、松本さんは私の中で殿堂入りみたいなものなのかもしれない。
今年の夏、B'zのライブが終わった後、すぐさまリサイタルが始まった。
私はB'zのオーラス公演に参加したその翌週、リサイタルに参加した。
リサイタルまでの一週間は、もうずっと気持ちはB'zのライブが良かった最高だった楽しかったどうして終わっちゃったんだろうDVD早く出ないかな!!!!!ばかりだった。
しかし、そういえばリサイタルへ参加した後はもうずっと気持ちはリサイタルのことばかりだった。とにかくリサイタルのことばかり考えた。
あの時、ライブの順番が逆だったら、もしかしたら私の気持ちは逆だったんだろうか。
もしかしたら、なんて考えても事実はそうではないのだから、結局想像ばかりで答えなんか出ないのだけれど。

こんなこと、まさかB'z友達にも関ジャニ友達にも話せない話なので、とりあえず思いのたけをここへ綴ってみたのだけれど、やっぱりはっきりとした答えは出なさそうだ。
いや、多分、私は答えを出しなくないのだと思う。
ずっとずっと応援していた松本さんより応援したいと思う人が現れたということに、気持ちが追い付いていないのだろう。
そう考えたら、これは担降り(松本さんジャニーズじゃないけど)ってやつなのかな…と考えてしまったので、こんなタイトルにしてみたが、結果的には私がぐだぐだ考えているだけで、何の答えも出ていない、非建設的な話だけで終わってしまった。
いずれ答えがぽこっと出てしまう時がくるのかなあ。
怖いなあ、と思っているうちはまだ大丈夫なんじゃないのかなあ、なんてぼんやりと甘いことを考えてもいる。
だってB'zも大好きなんだよ。大好きだ。大好きじゃなかったら飽き性の私が17年も追いかけてない。大好きだよ。
数日前に発表されたファンクラブ限定1日限りのライブにだって即申し込んだくらい大好きなんだよ…。
そうして大好きだと思っているものを二番に押しやってしまうことが怖くて、認めたく無いのかもしれないなあ、なんて思っている時点で答えは出ているような気もしなくても無いけど、でも。

 

とにかく!せっかく誘ってもらえたドリフェス全力で楽しんできます。
キュウソも時雨も林檎ちゃんもaikoもXJAPAN(!!!!!)もすんごい楽しみ。
でも一番楽しみなのはやっぱり関ジャニ∞だよ!!村上くんだよ!!
ダンスかなバンドかな歌かな。レンジャーを読んだらやっと行けるって実感がわいてきました。
あのステージで何をやってくれるのか今からとてもとても楽しみです。